僕たち夫婦はANAマイレージを利用してハネムーンで世界一周をしたので航空券代も”0円”だったのですが、海外旅行保険代も”0円”でした。
その理由はクレジトカードに付帯している保険があるからです。僕たちが旅した2〜3ヶ月の海外旅行だと、安くても5万円はかかるのですが、クレジットカードを持っているだけで無料です。
この記事では、世界各国を周遊する方向けに、保険のイロハをお伝えします。
※補償は利用になる保険によって異なります。出国の前に利用になる旅行保険の補償規定などをご覧ください。
海外旅行保険の基礎
海外では気候変動や旅のストレスから病気にもなる確率が通常よりも高く、現地の病院に行くと治療費は10割負担ですし、慣れない海外では事故やトラブルに巻き込まれるリスクも高いです。長期海外旅行になると尚更です。万が一のために、海外旅行保険には加入しておきましょう。
まずは一般的な海外旅行保険の補償について、用語を整理しましょう。
- 傷害死亡・後遺障害保険金・・・事故や怪我で死亡したり後遺症が生じた場合に支払われる補償
- 障害治療費用・・・事故や怪我で治療を受けた費用などを補償
- 疫病治療費用・・・病気により治療を受けた費用などを補償
- 賠償責任保険金・・・他人のものに損害を与えてしまった場合など、賠償をするのに必要な費用などを補償
- 携行品損害保険金・・・持ち物が盗まれたり、壊れたりしたときに、損害額を補償
- 救援者費用保険金・・・捜索や救助または移送に必要となった費用や、有事の際に家族が現地に訪れる際の交通費を補償
- 航空機遅延費用・・・飛行機が大幅に遅延した場合や欠航した場合に、宿泊代や食事代などを補償
- 航空機寄託手荷物遅延等費用・・・航空会社に預けた手荷物が大幅に遅延した場合、緊急に必要な衣類や生活必需品購入にかかった費用を補償
重要なのは治療費用・携行品損害・賠償責任費用
海外旅行保険の中で一番重要なのは「治療費用」です。死んだときの保険金は確率として凄く少ないのですが、海外で病院に行く確率は、日本で暮らしているときよりも高いです。
不衛生なものを食べてお腹を下したり、蚊に刺されたことが原因で病気にかかったり、、、海外では日本では考えられないことが沢山起こりえます。
医療費の高いイギリスやハワイで「急性虫垂炎」の手術をして300万円以上かかった・・・。
上記のようなケースが保険会社のホームページに掲載されています。渡航する国や年齢、健康状態にもよりますが、「治療費用」は1,000万円以上の補償を確保しているほうが安心だと言えます。
「携行品損害」は、人にぶつかってスマホを落として画面を割ってしまった場合や、パソコンが盗難にあった場合など、持ち物が受けた損害を補償してくれます。僕はカメラを壊れてしまったのですが、修理費用を補償してくれました。
「賠償責任費用」は、ホテルのものを壊してしまった場合や、人にぶつかって物を壊してしまった場合の損害費用を補償するものです。
海外旅行では、怪我・病気・事故・盗難・詐欺などのトラブルに遭いやすいので、「治療費用・損害責任・携行品損害」の3点は特にチェックしておきましょう。
3ヶ月以内の海外旅行はクレジットカードの保険を活用
多くのクレジットカードに付帯している保険は、90日以内の海外旅行に対して有効です。僕たちは2〜3ヶ月の旅程だったので、クレジットカードの保険を活用することにしました。
クレジットカード付帯の保険を利用する際のポイントを解説します。
自動付帯と利用付帯の違いとは
クレジットカードに海外旅行保険が付帯している場合、「自動付帯」と「利用付帯」があります。
「自動付帯」とは、クレジットカードを持っているだけで補償が適用されるものです
「利用付帯」とは、対象のクレジットカードで旅行代金や公共交通機関の料金をクレジットカードで支払えば補償が適用されるものです
「自動付帯」のクレジットカードでは問題ありませんが、「利用付帯」の場合は旅行代金を支払うか、出国する空港に行くまでの電車やバス代をクレジットカードで支払う必要があります。
海外旅行保険の補償内容は合算される
クレジットカードを複数枚持っている場合、「傷害死亡・後遺障害保険金」以外の補償は合算することができます。
例えば、「傷害・疾病治療費用」の補償額がクレジットカードAは300万円、クレジットカードBは100万円、これら2枚のカードを保有している場合、トータル400万円までの補償が適用されます。
会員の配偶者や子どもまで補償される?家族特約について
ゴールドカードなどに付帯している海外旅行保険は、家族特約がついている場合があります。ただし、家族特約が付いている場合でも、補償内容が本会員と異なる場合もありますので、カード会社のホームページなどで確認しましょう。
僕が持っていったクレカ保険内容
僕が海外旅行で適用させた保険は下記5枚のクレジットカード。
(数字)は利用付帯時の額 | ダイナースプレミアム | アメックスゴールド | SPGアメックス | 楽天カード(利) | リクルートカードプラス | 適用補償合計 |
傷害死亡・後遺障害 | 1億 | 5,000万(1億) | 5,000万(1億) | 2,000万 | 3,000万 | 1億円 |
傷害治療費用 | 1,000万 | 200万(300) | 200万(300) | 200万 | 100万 | 1,700万円 |
疾病治療費用 | 1,000万 | 200万(300) | 200万(300) | 200万 | 100万 | 1,700万円 |
賠償責任 | 1億 | 4,000万 | 4,000万 | 2,000万 | 2,000万 | 2.2億円 |
救援者費用 | 500万円 | 300万(400) | 300万(400) | 200万 | 100万 | 1,400万円 |
携行品損害 | 100万円 | 50万 | 50万 | 20万 | 20万 | 240万円 |
航空機遅延費用 | 2万 | 2万 | 2万 | × | × | 6万円 |
受託手荷物遅延 | 2万 | 2万 | 2万 | × | × | 6万円 |
元々ANAの上級会員を狙っていたので、年会費が超高額な「ANAダイナースクラブ プレミアム」の一枚が効いていますね。
年会費が高すぎるので参考になりませんが、「ANAダイナースクラブ プレミアム」を除いたとしても、比較的安全な地域を訪れる2〜3ヶ月の旅行には十分な補償内容と思います。
旅する人にとって、アメックスゴールドやSPGアメックスなどは、海外旅行保険代のことを考えると、年会費は十分元が取れますね。
楽天カードは利用付帯なので、空港までの電車代をカード決済しました。
クレカ保険が充実しているクレジットカード
僕たちが圧倒的にお勧めしているカードは「AMEXゴールドカード」です。
僕から紹介させていただくと、公式ページより有利な条件で入会ができます。
年会費29,000円(税抜)ですが、初年度年会費無料で、利用額によってはJAL国内線に4〜6回無料で乗れるマイルを獲得できます。
さらに、これから海外旅行に行かれる方であれば、カード付帯の海外旅行保険の内容も素晴らしく、空港⇔自宅へスーツケースを無料で送れたり、飛行機が遅れても補償があったり、海外で購入したものが破損しても損害を補償してくれるショッピング・プロテクションなど、カード特典が充実しています。
仮に持っている意味が無いと感じれば、1年以内に解約すれば年会費はかからないので、無料でこれらの特典に享受できるということです。
【 AMEXゴールドでJALに無料登場する方法(マイル部) 】
SPGアメックスは、初年度から年会費はかかりますが、入会時にはホテル宿泊やマイルに交換できるボーナスポイントを獲得でき、カード更新時に高級ホテルで使える宿泊券が貰えます。
さらには、世界最大ホテルグループ(SPG&マリオット&リッツカールトン)の上級会員になることができます。例えば、マリオットでは公式サイトから一番安い料金の部屋に宿泊しても、レイトチェックアウト・客室アップグレード・朝食やラウンジアクセスなどの豪華特典が受けられます(ホテルや空室状況により異なる)。
もちろん、カード付帯の海外旅行保険内容も素晴らしいので、是非チェックしてみてくださいね。
【 SPGアメックスでホテル上級会員になる方法(マイル部) 】
アメックに特別な条件で入会しよう
アメックスのお申込みは、僕からの紹介にしていただくと有利な条件で入会できます。
こちらから、お名前・メールアドレスを入力していただくと、すぐに招待メールをお送りします。
【 AMEX招待メール申込はこちら (マイル部) 】
年会費無料で海外旅行保険が自動付帯
年会費永年無料で海外旅行保険自動付帯のクレジットカードで、一番お勧めなのが「エポスカード」です。
ポイント還元率が0.5%なので、ショッピングは別のカードに任せるとして、海外旅行保険用として割り切って保有するのは良い選択だと思います。
他に三井住友VISAクラシックAは、初年度年会費無料(次年度以降1,250円)で持てるので、エポスカードとの比較用に掲載しておきます。
エポスカード | 三井住友VISAクラシックA | |
傷害死亡・後遺障害 | 500万円 | 300万(2,000万) |
傷害治療費用 | 200万 | 100万 |
疾病治療費用 | 200万 | 100万 |
賠償責任 | 2,000万 | 2,500万 |
救援者費用 | 100万円 | 150万 |
携行品損害 | 20万円 | 20万 |
航空機遅延費用 | × | × |
受託手荷物遅延 | × | × |
3ヶ月以上、もしくは足りない補償は別途契約しよう
3ヶ月以上の長期の場合や、クレジットカードが作れない場合や間に合わない場合、または補償額が足りない場合は、別に海外旅行保険を申し込みましょう。
必要な補償だけ選べるプランもあり、保険代金を浮かせることもできます。
長期海外旅行保険はどれくらいかかる?
「傷害・疾病治療1,000万円〜2,000万円、賠償責任5,000万円、携行品損害30万円」の補償内容を選択した場合の保険代は、1ヶ月あたり2万円が相場。つまり、1年の海外旅行保険代は24万円くらいと思っておくと良いでしょう。(安いところは14万円〜)
※保険会社や渡航先によって料金は大きく異なります。
長期海外旅行保険のお勧め会社
日本人が申し込める長期海外旅行保険がお得な保険会社は限られており、世界一周を経験したトラベラーに圧倒的知名度が高い「金子秀人損害生命保険事務所」が料金と補償内容、サポートのバランスが良く一押しです。
次に友だちから教えてもらった「保険デザインパートナーズ」は、どこよりも保険料金が安いです。ただし、料金はホームページ上に掲載されておらず、問い合わせをし、見積もりを送ってもらう必要があります。
相見積もりをとり、比較検討し、自分に合った方に申し込むと良いでしょう。
まとめ
長期海外旅行保険は高額なので、3ヶ月以内ならクレジットカードに付帯している海外旅行保険を考慮しましょう。
クレジットカード付帯の保険内容は傷害死亡・後遺障害保険金以外の補償は合算できるので、補償が手厚いクレジットカードが複数枚あれば、わざわざ別の保険に加入しなくても、いつでも海外に行くことができます。
これから海外旅行に行く方であれば、保険会社に支払う保険金を考えれば、ベネフィットの高いアメックスなどのクレジットカードを申し込むのも手です。
アメックスのお申込みは、僕からの紹介にしていただくと有利な条件で入会できます。
こちらから、お名前・メールアドレスを入力していただくと、すぐに招待メールをお送りします。
【 AMEX招待メール申込はこちら (マイル部) 】