てるみくらぶで被害者になり世界一周へ
僕がマイルを貯め始めたのが2016年11月、2人分のファーストクラス世界一周特典航空券を発券したのは2017年9月なので、マイルを貯め始めてからたった10ヶ月のこと。マイルの世界では、まだまだ初心者”ルーキーイヤー”です。そして今月旅立ちます!
新婚旅行は5月にハワイ旅行の”ハズ”だったんですが、幻になりました。そう、てるみくらぶの一件で。。。(※てるみくらぶは2017年3月に巨額の赤字を残して倒産しました。僕の前払いした大金30万円は、3千円しか返って来ないようです。号泣)
もう一度、ハネムーン旅行を申し込む気にはなれず諦めてたんですが、6月に「世界一周でも行こうかなぁ」と(冗談半分で)友人に話したところ、
「世界一周ハネムーンは”今しか”行けないよ!」
という友人の一言がズキューーーンと刺さり、新婚旅行は世界一周に決めました!
早速、妻に打ち明けてみる。
(と、いいながら、”高橋歩”の本を持ってくる。夫婦でファンです)
妻は巷で「マイルの女王」と呼ばれています。結婚すると「ファミリーマイル」と言って家族のマイルを合算できる制度があるのですが、初めてあることに気づきました。
そう、妻は3万マイルしか持っていない・・・。どうやら、妻は国内旅行で使い果たしたらしい。汗
そんなかんなで、てるみくらぶの一件で撃沈していた僕たちですが、世界一周に行くという新たな夢をいただき、それに向けて準備をスタートしました。
世界一周航空券とLCCの搭乗で夢は叶えやすくなった
一昔前までは”世界一周”って聞くと、僕なんかも「壮大な夢」と思っていたけど、今はLCCや航空路線の発達で、比較的身近なものになってきています。実際に僕の知っている人だけでも、10人以上が既に旅立っています。
世界一周の流れを加速させたのが「世界一周航空券」の存在です。
アライアンス(航空会社グループ)によって、同じルートを個別に手配するよりも、なかなかのリーズナブルな料金で販売されています。夏休みや年末年始も料金が変わらないのが魅力で、有効期限も1年と長く、なかなか使い勝手が良いので、ハネムーンにもぴったりな航空券。
ただし、世界一周航空券は各々ルールがあり、飛行距離や大陸数、フライト数や滞在都市などが制限されているので、最低限の仕組みを理解する必要があります。
まず料金の一例をみてみましょう。ANAの加盟している「スターアライアンス」で旅程が29,000マイル以内の場合、
- エコノミー・・・約35万円
- プレミアムエコノミー・・・約55万円
- ビジネスクラス・・・約70万円
- ファーストクラス・・・約115万円
で購入することができます(※2017年9月現在)。
これに、燃油サーチャージ・空港税・航空保険料等が別途加算されます。予約する時期や利用する区間にもよるけど、29,000マイル以内の場合、一人5〜10万円前後を見込んでいればいいでしょう。エコノミーなら夫婦で80万円程度で世界一周航空券が購入できます。
もっと節約しようと思えば、「世界一周航空券」を購入せず、LCCと陸路移動を完全駆使すれば、約20万円前後で世界一周が叶えることができます。
でも、一生に一度のハネムーン。やっぱり優雅に旅行したいですよね!そんな時に急遽、救世主として僕の前に現れたのが、マイレージ。
そう、マイレージは「世界一周航空券」に変身するのです!
世界一周にはどれくらいのマイルが必要?
※マイレージ(マイル)って何よ?って方は、マイル部を読んでいただくと、理解がより深まると思いますm(_ _)m
どれくらいのマイルがあれば世界一周特典航空券と交換できるかというと、僕らが旅するコースを例にした場合、全旅程の距離が17,999マイルなので、
- エコノミー65,000マイル
- ビジネスクラス105,000マイル
- ファーストクラス160,000マイル
でオーケーです。ちなみに、航空券代はマイルと交換すれば0円ですが、燃油サーチャージ・空港税・航空保険料等は別途請求されるのでご留意を。
ちなみに、特典航空券で日本〜ヨーロッパにビジネスクラスに往復するだけで、ローシーズン80,000〜ハイシーズン95,000マイル必要なので、たった10,000〜20,000マイルの差だけで、ヨーロッパ往復旅行が世界一周旅行になるので、お得度は明白です!
16万マイルが115万円のファーストクラス世界一周航空券に変身しました
有償世界一周航空券とマイル特典航空券のルール比較
基本的には有償航空券のほうが自由度が高いルールになっています。
有償航空券 | マイル(特典航空券) | |
フライト区間 | 16区間 | 12区間 |
途中降機 | 3回以上〜15回以下 | 8回まで |
同エリア途中降機 | 1回のみ | 国内4回まで、欧州内3回まで |
同じ都市での経由・乗り換え | 3回まで | 規定なし |
地上区間移動 | 5回まで | 4回まで |
最低滞在日数 | エコノミー3日以上、ビジネス・ファースト10日以上 | 10日以上 |
発券後の日付の変更 | 可 | 可 |
出発後のルート変更 | 125ドルで可 | 不可 |
フライト区間も途中降機の回数も有償航空券のほうが多いので、多くの都市に立ち寄ることができます。しかし、特典航空券でも途中降機する都市を拠点に自己手配することで周遊観光が可能です。
世界一周特典航空券メリット
マイルで発券する世界一周特典航空券のメリットとして、自己手配する地上区間移動は、発券に必要なマイル計算の元となる「全旅程の距離」に含まれません。
例えば、サンフランシスコからニューヨークまでレンタカーで横断した場合、この区間は「全旅程の距離」に含まれませんので、マイルを節約することができます。有償の世界一周航空券の場合は、この地上移動も「全旅程の距離」に含まれます。
世界一周特典航空券デメリット
特典世界一周航空券で考慮しないといけないのは「特典」であるが故、有償航空券よりも席数に限りがあることです。
エコノミーだったり、1人旅なら結構空いていますが、ANA一般会員で長距離路線のファーストクラスやビジネスクラス2名分を確保しようとすると、ハイシーズンはかなり厳しいでしょう。
ANAの飛行機に沢山乗って上級会員(プラチナorダイヤモンド)になれば、特典航空券の予約枠が増えるので、若干予約しやすくなりますが、確保できる保証はどこにもありません。
実は僕はこのことをマイルが貯まってから知りました。
というのも、グーグルさんでANA特典世界一周航空券を調べてみると、ANA一般会員の夫婦(2名)でビジネス・ファーストクラスが発券できるのかどうか、詳しく解説しているサイトが一つもありませんでした。
しかし、モーマンタイ(心配イラナイ)。
ルート作りを工夫することで、席を確保できることが分かりました!
実際に僕たちは発券できましたので、ルート作りのノウハウもお伝えします!
マイルって簡単に貯めれるの?
「エコノミークラスで最低65,000マイルあれば、世界一周の特典航空券がゲットできることが分かったけど、どうやって貯めるのかね?」
という疑問が沸いてきたと思います。確かにこの部分は重要で、まずはイメージしてもらいたいので、
を読んで下さいね。
実際に僕は1ヶ月で20万マイル分ゲットに成功しました。
⇒その過程はこちら(マイル部)
お付き合いしているときから恋人と世界一周を目標にし、マイルを貯めることを始めれば、結婚する頃には、新婚旅行で世界一周できるくらいのマイルは貯まっているでしょう。
僕たちの世界一周ルートを公開
では、ここで僕達の世界一周ルートをお見せしたいと思います。
パリとニューヨークに妻の親戚がいるのですが、出発が突然だったということもあり、現地での詳しいスケジュールが組めなかったので、ヨーロッパと北米は、別のマイルかLCCや鉄道で周遊することにして、余裕のある日程を組みました。
便の日時変更はOKなので、まずは2〜3ヶ月、世界の色々な都市でデートをしてきたいと思います。
二周目のマイルも貯まっているので来年も旅しようと計画しています
ファーストクラス・ビジネスクラスで世界一周が0円
ファーストクラスは、香港〜バンコクとサンフランシスコ〜東京の2区間で、あとは全てビジネスクラス。これで飛行距離17,999マイルなので、一人160,000ANAマイルで発券できました。
このルートを有償航空券で発券すると115万円なので、1マイルあたりの単価は約7円であることが分かります。因みに、マイルではなく、各区間を現金で購入した場合、250万円を超えてきます・・・。この場合、1マイルあたり15円ですね。何せ、北米〜東京のANAファーストクラスだけで、片道125万円しますからね。
マイルで航空券を発券すればもちろん無料!だけど、燃油サーチャージや税金は、僕たちの場合一人約7万円必要でした。
まとめ
一般的なサラリーマン家庭で育った僕が、まさかファーストクラスで世界一周するとは、1年前までは思ってもみませんでした。それがマイルのことを知ってから、明確にイメージができるようになり、行動に移したらすぐに実現できるだけのマイルが貯まりました。
夢だった「世界一周」・「ファーストクラス」が、マイルという手段で実現します。このことをあなたにもお伝えしたいと思い、サイトを立ち上げることにしました。愛するパートナーと一生の思い出を作ってくださいね。
てるみくらぶよ、ステキな機会をありがとう。
・・・と少しは思えるようになりました。