世界一周のカバン選びは、僕たちも非常に悩みました。特にキャリーケースにするか、バックパックにするかは最後まで迷いました。バックパックやキャリーケース、サブバッグまで、実際に旅したからこそ分かるカバン選びのポイントをお伝えします。
バックパック VS キャリーケース(コロコロ)
まずはそれぞれのメリット・デメリットを表にしてみました。
バックパック | VS | キャリーケース |
◯軽い | 重量 | △重い |
×重いと大変 | 平地の移動 | ◯転がせる |
◯機動力がある | 階段・石畳 | △石畳に引っかかる |
×対策を講じにくい | セキュリティ | △対策できる |
×奥のものを取り出しにくい | パッキング | ◯パッキングが容易 |
×衝撃に不安 | 預け荷物 | △衝撃にやや不安 |
◯安物でなければ心配無し | 物持ち | △キャスターが壊れやすい |
バックパックの特徴・向いている人
バックパックの特徴として、バックパック自体が軽いので、飛行機で荷物を預けるときでも重量制限内に抑えることができるでしょう。超過手荷物の費用は高いので、旅費の節約にもなります。
重い荷物を担いで移動するのはかなりの負担になりますが、石畳や階段など、キャリーを転がせないような場所の移動に最適です。また両手が自由になるのもメリットです。
鍵もかけにくいのでセキュリティ対策や、ナイロン生地なので外からの圧力に弱いのもデメリットです。
<こんな人に向いています>
- 未塗装の道が多い、発展途上の国や地方を多く旅する予定の人
- 節約型の旅行をする人
キャリーが転がせない場所を多く移動する予定がある方や、空港からホテルまでタクシーではなく、地下鉄やバスなどを利用しようと思っている方はバックパックがお勧めです。パリやニューヨークなど先進国の地下鉄でさえ、日本みたいにバリアフリーが進んでいないので、大きくて重いスーツケースを持っての移動はかなり大変です。
スーツケース(キャリー)の特徴・向いている人
重い荷物の入ったスーツケースを転がせるのは体力面で大きなメリットです。ただし、ヨーロッパの石畳 や階段が多い場所では、移動が大変です。
セキュリティ面でも鍵をかけることができ、外からの圧力にも強く、飛行機で荷物を預けるときも安心です。
キャスターが壊れると致命的なので、キャスターのしっかりした製品を選ぶようにしましょう。
<こんな人に向いています>
- 都市を中心に周遊する人
- 移動はタクシーやシャトルバスなど利用する人
ホテルを拠点として観光をする場合、荷物の移動は基本的に空港からホテルだけになると思います。このような場合は、スーツケースが良いでしょう。
ハードケースかソフトケースだったらどっちがお勧め?
スーツケースにもハードケースとソフトケースがありますが、世界一周のような周遊旅行の場合はソフトケースをお勧めします。
ハードケースは衝撃には強いのですが、空港スタッフの荷物の扱いは酷いことが知られており、材質の性質上割れてしまうリスクがあります。
一方、ソフトケースの場合、軽量である程度まで膨らむので、多くの荷物を入れることができ、荷物を取り出すときも省スペースでできます。
外からの衝撃には弱いので、割れ物や壊れやすいものは機内持ち込みにするか、衣類やタオルで保護するようにしましょう。
日本ではハードケースが人気ですが、外国では料金もお手頃なソフトケースが人気があります。
背負えて、転がせるキャスター付きリュック
僕たちはどうしたかというと、スイッチバック(2wayキャリーバッグ、キャスター付きリュック)を持っていきました。
スイッチバックとは、通常はソフトキャリーケースなのですが、いざとなれば背負えるようにショルダーもついています。
ガタガタの山道など、キャリーが転がせない場所でも、背負って移動することができます。
そんなシュチュエーションは僕たちの旅にはなかったので、終わってみれば普通のスーツケースでもOKでした。。。
僕らの世界一周カバン!超絶便利なカリマーのAirport Pro70
僕らは出発前に2つのスイッチバックを購入しました。
実際に旅をしてみて、いつも使っているスーツケースでも問題はなかったのですが、新しく購入して結果正解でした。
”いざとなれば背負って移動できる安心感”と”サブバッグをスーツケースにドッキングできる機能”の2点がポイントです。
下の写真は、出発前にパッキングした荷物の様子を写したものです。2〜3ヶ月の旅行に必要な荷物をパッキングしています。
新しく購入したのは①Karrimor airport pro70(参考価格:36,700円)と③LeeDee 2wayキャリーバック(参考価格:7,000円)の2点です。
ちなみに④のリュックは、①にドッキングすることができます。これがとても便利で、移動するときはドッキングして、観光するときは取り外してリュックとして利用できます。また妻用に購入した③LeeDee 2wayキャリーバックは、機内持ち込みサイズをチョイスしました。
LCCは「1人につき機内持ち込み1個、重さは10キロまで」といったような制限がありますが、②と③を機内持ち込みし、①と④をドッキングして1つの荷物として預け入れることができたので、余分な費用がかからず移動費を節約できたと思います。
もしドッキングできなければ、4つのうち2つを預け入れしなければなりません。LCCの預入荷物の料金は高いことが多く、1つにつき2,000円〜6,000円ほどするのであなどれません。
また、LCCやエコノミーに乗る予定がある場合、20kg(または23kg)を超えるような手荷物を預ける場合の超過料金はとても高額なので、1つの荷物をこの重量以内におさえると良いでしょう。
世界一周にお勧めのバッグ5選
LEEDEE|キャスター付きリュック
参考価格:6,980円 容量:42リットル 重量:2.1KG
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コメント:機内持ち込みできる「ソロツーリストのアブロードキャリー40」または「カリマーairport pro40」にしようかと思いましたが、クチコミが良かったのでこのバッグにしました。軽量でリュックにもなり、機内持ち込みできる点がグッドポイントです。値段の割に質感もよく、丈夫です。
solo-tourist|ソロツーリスト アブロードキャリー57
参考価格:21,600円 容量:57リットル 重量:2.85KG
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機内持ち込みサイズも販売されています。アブロードキャリーもリュックになります。サイズの割に軽量で、世界一周旅行者にも人気があります。
karrimor airport pro70|カリマー エアポートプロ
参考価格:36,720円 容量:70リットル 重量:4.4KG
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イギリスのアウトドアブランド”カリマー”のスイッチバッグ。背負うこともできるし、デイバッグが取り外し出来るの利便性を考慮し、これをチョイスしました。丈夫な分、少し重量があるのがネックです。
OSPREY|オスプレー ソージョン80
参考価格:39,960円 容量:80リットル 重量:4,07KG
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世界一周旅行者に人気の”オスプレー”。サイズもいくつか販売されています。背負うときも腰ベルトがついており、安定します。荷物が多い方にお勧めです。
ハードキャリーはSamsoniteコスモライトで決まり
参考価格:77,760円 容量:94リットル 重量:2.8Kg
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以前、リモワを使っていましたが、ブランドにこだわらなければ、サムソナイトのコスモライトがお勧めです。55リットルのスーツケースが1.7kgとソフトケースに勝る超軽量で、驚きの衝撃耐性があります。
世界一周バックパックの選び方
海外のバックパッカーはとても大きい荷物を背負って歩いているのをよく見かけますが、小柄な日本人が真似をすると体力が消耗し、旅どころではなくなってくるので、荷物を極力減らし、大きすぎるサイズは控えましょう。(普段から身体を鍛えている人は別ですが)
お勧めのブランドは世界の旅行者からも支持を集める”カリマー”ですが、グレゴリー、ミレー、オスプレー、ノースフェイスなど、軽くて丈夫なアウトドアブランドのものから選ぶことをお勧めします。
バックパックの選び方としては、①軽くて丈夫 ②身体にフィットする ③収納ポケットなどがあり機能的 の3点をおさえておきましょう。
特に身体にフィットすることは重要ですので、実際にお店に行き身体に合ったリュックを選びましょう。
世界一周サブバッグ(デイバッグ)の選び方
世界一周旅行では、メインバッグ+サブバッグのセットが基本です。
サブバッグは身の回りの品などを入れ、機内への持ち込みや街観光など、常に持ち歩きます。
サブバッグは両手が自由になるファスナー付きの軽くて丈夫なリュックまたはショルダーが最適です。
また雨が降っても大丈夫なように、水にもある程度強い素材だと完璧です。
左の写真は「ソロツーリスト ポケットデバッグ」で、引き裂きにも強い強度ナイロンを利用したリュックです。80グラムと軽量で、使わないときはコンパクトになり、値段も1,500円程度でお手頃ですので、海外旅行に重宝します。
バッグを買う前にチェック!買い物してマイルを貯める方法
ポイントサイトのモッピーやハピタスを経由し、楽天市場やYahoo!ショッピングで買い物すると、RポイントやTポイントの他に、ポイントサイトのポイントが貯まります。クレジットカードで購入すると、クレジットカードのポイントも貯まるので、ポイントの3重取りが可能です。
さらに、モッピーやハピタスのポイントは、”ソラチカカード”を持っていると、高い還元率でマイルに交換することができます。詳しくは姉妹サイトのマイル部にて。
まとめ
どのカバンを選ぶ際にも「軽くて、丈夫」この2点を意識しましょう。旅の途中でバッグが壊れることのないように、値段優先のチョイスは避けたほうが無難です。
世界一周旅行用のバッグをこれから新しく購入するなら、バックパックとキャリーケースのいいとこ取りの”スイッチバッグ(キャスター付きリュック/2wayキャリーバッグ)”が良いでしょう。未塗装の道や階段を多く移動しない予定の方は”ソフトキャリー”でも十分です。
その他「世界の僻地まで行くぜ!」という方は、より機動力のある”バックパック”を、既に”ハードキャリーケース”を持っていて、ほぼ空港とホテル間の移動だけであれば新しく購入しなくても良いと思います。
僕らの購入した2つのスイッチバッグは、ハードな長旅をした後でも壊れそうな気配がないので、是非一度チェックしてみてくださいね。