まとまった休みを確保できない方でも、お得な世界一周航空券を活用し、旅程を2回や3回に分けて旅行することもできます。
夏休みはハイシーズンのヨーロッパや北米を巡って、年末年始はベストシーズンのオーストラリアへ!といったことも可能ですよ。
※この記事は、ANA世界一周特典航空券を発券しようと予定している方向けの記事ですが、有償の世界一周航空券を利用しようと思っている方もルート作りの参考になると思います。
有効期限1年以内なら複数回に分けてもOK
世界一周航空券の有効期限は1年間。
世界一周航空券の途中降機中に自己手配で日本に戻ってきたり、出発地を海外に設定して日本で途中降機することもできます。
イメージがしやすいと思うので、早速モデルルートを見ながら解説します。
世界一周途中に一時帰国する方法
東京〜オークランド〜サンフランシスコ〜シンガポール〜ドバイ〜パリ〜ニューヨーク〜サンフランシスコ〜東京
NRT-AKL-SYD-SIN-DXB-CDG-EWR-SFO-NRT(28,955マイル)
エコノミー:120,000Mile / ビジネス:170,000Mile / ファースト:260,000Mile
有効期限内なら、どのタイミングで帰国してもオーケーです!
上の画像のように世界一周航空券を発券して、オセアニアを楽しんだあとにシンガポールから一時帰国しても、ヨーロッパから一時帰国しても、北米から一時帰国しても大丈夫。ただし、日本へ帰国する往復チケットは別途手配が必要です。
このルートの場合、日本に一番距離が近く、割安なチケットも取得しやすいシンガポールでいったん旅行を分けると良いと思います。
世界一周の出発地を海外にする
世界一周航空券はどこを出発地にしてもオーケーです!ただし、最終は出発国に戻ってくるというルールは存在します。
海外発券にすると、アジア・オセアニアを周遊したあとで一度日本に戻りやすいので、お勧めです。
香港〜シンガポール〜シドニー〜東京〜フランクフルト〜ニューヨーク〜東京〜香港
HKG-SIN-SYD-HND-FRA-JFK-NRT-HKG(28,606マイル)
エコノミー:120,000Mile / ビジネス:170,000Mile / ファースト:260,000Mile
香港までの往復は自己手配が必要ですが、LCCも飛んでいるので費用をおさえることもできるでしょう。
日本が寒い時期に暖かい南国を巡り、一時帰国して、東京からヨーロッパ・北米を巡るルートです。
長距離路線はANAファーストクラスまたはビジネスクラスを確保できると、優雅な旅になること間違いないですね!
数回に分けて世界一周旅行をする
台北〜東京〜バンコク〜東京〜フランクフルト〜ニューヨーク〜東京〜沖縄〜台北
TPE-HND-BKK-HND-FRA-JFK-NRT-OKI-TPE(24,901マイル)
エコノミー:100,000Mile / ビジネス:145,000Mile / ファースト:220,000Mile
このルートの場合、日本から台北までの航空券は別途自己手配する必要があります。
ANA世界一周特典航空券は、日本国内には4回までの途中降機を認めています。なので、最大4回に旅行を分けることができます。
まず、台北旅行を楽しんだあと、日本に帰国。バンコクを拠点に東南アジアを満喫し、また帰国。
比較的長い休みが取れる日程でフランスとニューヨークを拠点に、欧州・北米を周遊し、また帰国。
最後に、沖縄と台北旅行を楽しもう!と、数回に分けたこんなアグレッシブなルート選択も可能です。
まとめ
長期休暇を取るのが難しい場合、世界一周の旅程をいくつかに分けることもできます。
世界一周の旅程の途中で、滞在国から日本までの航空券を自己手配をしたり、海外を出発地に設定して、日本に戻って来ることもできます。費用を押さえたい場合、LCCが就航している都市を選んだり、セールを狙って航空券を確保すると良いでしょう。
旅行を分ける方法は、旅先のベストシーズンに合わせて旅行できるのでお勧めです。
実際に僕たちは、新婚旅行で早く出かけたかったので、冬に突入する前に欧州と北米に向かい、ハイシーズンのカリブ海を堪能したあと、一度日本に帰国。年末年始は日本で過ごして、2週目をオセアニアのハイシーズンに合わせて、再度出発しようと計画しています。