地中海の上、豪華客船のデッキでモヒートを飲みながら日光浴・・・。
「クルーズなんてセレブが乗るもの」っていうイメージがあったけど、1泊1万円くらいで乗れると知ったときから、夢ではなく実現したいと思うようになり、世界一周の旅程を考えているときに組み込むことにしました。
狙っていたのは、ギリシャの島々を周る「アドリア海・エーゲ海クルーズ」。このクルーズ旅行が最高だったので、旅行記として船内の様子や費用、乗船してみての感想などをお伝えします。
地中海クルーズのルート
僕たちが乗ったのはイタリア船「MSCムジカ」。イタリアのブリンディジから、ギリシャの島々(サントリーニ島など)、モンテネグロ、そしてベニスに行く、アドリア海・エーゲ海の周遊コース。
なぜ、アドリア海・エーゲ海を選んだかというと、単純にパンフレットを見る中で一番良さそうだったし、この旅程をクルーズ以外の交通手段でアクセスするのは難しいと感じたから。
他にも、ハワイ周遊やカリブ海もハネムーンクルーズにお勧めです。
ハネムーンにクルーズをお勧めする理由
「一生の思い出に残る特別な旅行」になることは間違いないので、新婚旅行にクルーズをお勧めします。
クルーズの一番のメリットは、船自体がホテルになっているので、寝ている間に目的地に着くことができます。一度船に乗り込んでしまえば、荷物のパッキングや重い荷物をもって街を移動しなくても大丈夫です。
また船には、レストラン、ショー、カジノ、ディスコ、ジムなど 施設があるので、起きてから寝るまで退屈になることはありません。
ハネムーンの定番と言えばハワイやヨーロッパですが、ハワイ4島やヨーロッパを周遊するクルーズ旅行なら、一生の思い出に残ること間違いないでしょう。南国でぼーっと過ごすよりも「色々な街を見てみたい!」といったご夫婦に特にお勧めです。
ゆっくりしたい日は観光に行かず、船の上で過ごすこともできます。
ハネムーンクルーズのデメリット
一番のデメリットは、停泊する時間が決められているので、観光する時間が限られているということです。僕たちはサントリーニ島のホテルに何泊かしたかったですね。
また新婚旅行の食事は二人でしたいかもしれませんが、クルーズ料金に含まれているレストラン会場での食事は相席になります。旅人同士のコミュニケーションは楽しいものですが、どうしても二人だけで食事したい場合は、ビュッフェ会場に行くか、有料のレストランを利用しましょう。
予約前におさえておきたいポイント
①キャンセル料金のこと
欧米の方はクルーズ旅行の予約を、半年〜1年前には済ませるそうです。
希望日、希望ルートをおさえるなら早めの予約をお勧めします。ただし、クルーズの「キャンセル料」は高額なので、十分に注意しましょう。
②税金とチップについて
クルーズ料金のほかに、ボートチャージ(港湾税+政府諸税)が別途かかります。また乗船後、決められた額(1人1泊10ドル程度)のチップを徴収する会社が一般的です。
航空券付ツアーの場合、燃油サーチャージなども別途必要な場合がありますので、「旅行総額」で検討するようにしましょう。
③ネット環境のこと
海上ではネットが繋がりにくいです。船内で有料のwi-fiもありますが、高額で回線も遅いです。Wi-fiルーターをレンタルし、停泊中や観光中にインターネットを使用するなどの対応を検討しましょう。(参考記事はこちら)
ハネムーンクルーズ旅行記
僕たちが乗船したのは「MSCムジカ」という船です。
長さ約300m、高さ約60m、幅約32m、92,500トンの巨大な船です。
スタッフ約1,000名、乗客約2,000名の合計3,000名くらい乗船していると聞き、驚きました。
レストラン、バーラウンジ、ショー、映画館、カジノ・ゲームセンター、ショッピング、ジム・サウナ・フィットネス、スパ、プール、図書室、屋外プール、ディスコ、医務室、フォトギャラリーなどがあります。
僕たちがチョイスしたのは、バルコニー付きキャビン。
とても広いとは言えませんが、ダブルベッド、ソファー、ドレッサーが配置され、クローゼットとチェスト、金庫、冷蔵庫があるので、トランクから洋服などを出して収納することができます。
バスルームにはトイレとシャワーで浴槽はありませんでしたが、お湯もすぐに出ます。石鹸類はもちろん、ドライヤーも完備されています。
日本の小奇麗なビジネスホテル並の快適度はあります。ここが海の上というのを忘れるくらいです。
僕たちは「ファンタスティカ」というパッケージだったので、頼めば朝食を無料で部屋に持ってきてくれました。いくつかあるメニューから、好きなだけオーダーすることができます。
20時間営業の無料で利用できるビュッフェレストラン。イタリア船だったので、イタリアンを中心に、サラダ、フライ、デザート、フルーツなど、沢山の種類が並べられていました。
日本語スタッフが乗船していたので、毎日届けられるプログラムニュースは日本語でした。初めての方は、日本人スタッフが乗船するクルーズを選ぶと良いでしょう。
食事はレストランで。ディナーは、前菜やメイン、デザートを選べるフルコースで、こちらも好きなものを好きなだけ注文できます。
僕たちのテーブルは、日本人6名でした。コミュニケーションが楽しく、連絡先を交換して、帰国してからもお会いしました。
イタリア船なので(?)ノリノリです(笑)
ショーも本格的です。楽しいので毎日通いました。
カジノも少ない賭け金で楽しめます。人が少ないので、ゆっくり遊べました。
新婚旅行クルーズの費用
ハネムーン特典や割引を確認
クルーズ各社は「ハネムーン特典や割引」を用意しているので、申込前に確認しましょう。
MSCの場合、入籍日から半年以内に乗船した場合、5〜15%の割引や船上でのサプライズ特典があります。
僕たちは、6ヶ月をギリギリオーバーしてしまったため、特典は受けられませんでした。が、申し込んだベストワンクルーズが1〜2%割引してくれたようです。
新婚旅行クルーズの費用内訳
⇒僕たちはベストワンクルーズでクルーズのみを予約しました。
MSCムジカの6泊7日クルーズは、海側バルコニー客室、グレードは「ファンタスティカ」で、1人497ドルでした。ボートチャージが130ドルでしたので、合計627ドル(=71,500円)を申込先のベストワンクルーズに支払いました。
チップは船上で決まった額が徴収され(1泊あたり1人10ユーロ/6泊60ユーロ)、あとはドリンク代ですが、ミネラルウォーター1L2.5ユーロ、お酒1杯5ユーロ程度ですので、お酒をあまり飲まない僕たちは、最終的に150ユーロ(=約20,000円)を支払いました。
クルーズにかかった費用は、142,956円+20,000円(150ユーロ)の合計162,956円です。
この他に、航空券代、1泊目のホテル代、寄港地での観光代がかかります。
僕たちは世界一周航空券をマイルで発券したので無料でしたが、日本から欧州のエコノミー航空券を手配した場合、夫婦で15〜20万円(ビジネスなら40万円程度)かかります。
ホテルはピンきりですが1泊1万円程度、寄港地での観光は、割高な船内のオプションツアーで頼まず、船を降りてから自己手配したので、7日間で200ユーロ(=27,000円)でお釣りがきました。
<費用内訳|2名分>
①ベストワンクルーズに支払った料金・・・162,956円
②1泊目のホテル代・・・10,000円
③寄港地の観光料金・・・27,000円
④航空券代・・・マイルで無料(15万円〜)
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合計199,956円
航空券代を含めると夫婦で40万円〜(20万円〜/人)で、地中海クルーズ旅行が実現します。
まとめ
クルーズは「思い出に残る特別な旅行」、「優雅な旅」、「海外旅行初心者でも参加しやすい」という観点から、ハネムーンにお勧めです。
ベストワンクルーズのパッケージツアーは、航空券込で15万円代〜(燃油・諸税別)から販売されているので狙い目です。
航空券を自分で手配する方は「クルーズのみ」で検索すると、お得なプランが見つかると思います。
【 ベストワンクルーズ 】
僕たちは新婚旅行が長かったので、船上で贅沢はしなかったのですが、それでも一生の思い出に残る1週間になりました。次はカリブ海クルーズに行ってみたいと思います。
カリブ海クルーズといえば、ロイヤルカリビアンクルーズですね!ホームページのセールプランを日々狙っています・・・
【 ロイヤル・カリビアン・クルーズ 】