ANAマイルを貯めたら、行ってみたいハワイやヨーロッパ。
実は、マイルと交換する特典航空券は、席数が限定されていて、僕のようなステータスのないANAマイレージクラブの平会員(AMC一般会員)が、ハワイやヨーロッパなどの人気路線を押さえようと思ったら、ビジネスクラスやファーストクラスはほとんど空席がなく、自由に発券できないというのが現実です。
が、僕たちは世界一周特典航空券を発券した際、全路線をビジネスクラス・ファーストラクスで予約できました。そう、ある条件下であれば、ちゃんとマイルで航空券は発券できます。
検証した結果、時期や路線によっては「ANA一般会員×ペア」でも空いていることが分かったので、シェアをしたいと思います。
ANA特典航空券ビジネス・ファーストは予約が取れない?
僕は世界一周分のANAマイレージが貯まってからこのことを知りました。調べてみると、一般会員に開放される特典航空券用のファーストラクスは1便につき1席か2席の狭き門。実際に、ANA便空席状況目安カレンダーを見てみると、、、
1月のロサンゼルスの往復なら問題なさそう\(^o^)/って、喜ぶ人はいないですよね。東京〜ロサンゼルス便は、1日3便になったので、予約しやすくなったのだと思います。
ロサンゼルス以外のファーストクラスは、99%以上「◯」がありませんでした!はたして”目安”の意味はあるのだろうか・・・。
ANA上級会員「プラチナ・ダイヤモンド」になると若干取りやすい
この表を見て僕は、”マイルで世界一周航空券を発券するのは難しいなあ”と半ば諦めて、ANAマイレージセンターに電話で相談してみました。
僕「長距離路線とか、一般会員でも取れますかね?やっぱり、上級会員に先なったほうがいいですか?」
ANAのお姉さん「そうですねー。ステータスがあると、幾分取りやすくなると思いますが・・・」
そう、ANA最上位のステータス「ダイヤモンド」または多くの人が目指す「プラチナ」を取得すると、予約できる席数が若干増えるし、優遇されたりと、何かと予約しやすいのです。
そこで考えたのが、有償の世界一周航空券を購入して、先にANA上級会員になって、また来年マイルで世界一周航空券を購入しようかなと。
念のため、そのことをANAダイヤモンド保有の友人に相談すると、
友人「平会員でもルートを工夫したら、ファースト取れるっしょ。実際に検索した?」
というアドバイスがあり、試しに検索してみることにしました。
どうやら、ANA便空席状況目安カレンダーが「△」表示でも、空きがあることがあるらしいのだ!
AMC一般会員でも予約が取れるファーストクラス・ビジネスクラス
検索すると、ハイシーズンでなければ、空きを次々に発見!ビジネスなら、こんなに空きがあるのかと驚きました。
僕はANA一般会員ですが、ファミリーマイルを利用して、ファーストクラス・ペアで発券できる路線をいくつか探してみました。
◯東京〜ニューヨーク(北米)
まずは、王道の東京〜ニューヨークのファーストクラス。
1ヶ月以内の直近か、冬季の日程なあら若干空きがありました。北米路線は、ビジネスクラスよりファーストクラスのほうが空きがあるイメージです。エコノミーは問題なし。
◯東京〜ロサンゼルス(北米)
東京〜ロサンゼルス便は、1日3便に増便されたので、北米路線の中では一番空きがありました。ロサンゼルス路線もビジネスクラスより、ファーストクラスのほうが何故か空席が多い印象です。
◯東京〜フランクフルト(欧州)
ヨーロッパへのファーストクラスは、かなり厳しいです!僕たちが旅ができる日程では、ルフトハンザドイツ航空のファーストクラスは空席がありました。
チューリッヒやフランクフルトなど、ANA以外のビジネスクラスは結構空席があります。ANAビジネスクラスは「デュッセルドルフ」路線が狙い目かも。
◯シンガポール(東南アジア)
ソウル、台北、香港、バンコク、ジャカルタ、デリーなど、アジアはANAビジネスクラスにかなり空きがあります。
ファーストクラスの設定があるシンガポール便は、日程を選ばないと難しかったです。
◯ホノルル(ハワイ)
ハワイはエコノミーでさえ、厳しい模様です。が、ハイシーズンの前後や閑散期にするなど、日程を選べばチケットを取れます。
(コラム)ライバルより早く、355日前に特典航空券を発券する裏技
裏技と言えるかどうかは不明ですが、マイラーの間で広く知られているが「355日前に発券して、復路を後日変更する」という方法があります。
世界一周特典航空券には使えない裏技ですが、東京〜パリなどの単純往復の特典航空券を発券したいときに使えます。
どういう方法かというと、ANA国際線の特典航空券は搭乗355日前の午前9時から予約が可能なので、
①まず往路搭乗日の航空券が予約可能になった午前9時に、往復の特典航空券を発券します。(弾丸日帰り航空券)
②復路搭乗日の航空券が予約可能になる午前9時に、復路の予定を希望のものに変更します。
この方法を用いると、通常よりは確保できる可能性が上がります。ただし、特典航空券の席数には限りが有り、先着順という性質があるので、往路が希望のものが取れても、復路が希望の日に確定できる保証は一切ありません。特典航空券は一度発券すると、搭乗区間や座席クラスは変更できないので注意が必要です。
1年後の予定なので分からない人もいるかもしれませんが、空きさえあれば変更もできますし、いざとなればキャンセルも3,000マイルでできるので、トライしてみる価値はあるでしょう。
まとめ
マイルは現金のように自由に発券ができないのがネックですが、閑散期やハイシーズンを外しての前後なら、人気路線でも不可能ではありません。
「ANA便空席状況目安カレンダー」はあくまでも”目安”なので、検索すれば空きが見つかるかも。
特に発券期限の14日前は、予約を入れていた人が旅程変更するタイミングなので、空きが出る可能性が高いです。ですので、14日前〜30日前くらいは一番の狙い目です。
世界一周特典航空券なら、短距離路線のビジネスクラスは確保しやすいので、東京〜北米路線やヨーロッパ路線など、長距離路線のファーストクラスまたはビジネスクラスの空きを先に見つけてから、それに合わせてルートを組むといいでしょう。